櫻木 千絵 SAKURAGI CHIE
18歳から生け花を学ぶ。結婚後は子育てのかたわら園芸店に勤務し、ガーデニングやフラワーアレンジメントの講座を開催。 横浜在住時に、国風展を見に行ったことがきっかけで、盆栽こそ究極の園芸と感じ、枝ものと草花を組み合わせた彩花(さいか)盆栽を提唱する山田香織氏に師事。現在、「てのひら盆栽教室 櫻苑」を主宰する他、福岡市植物園の園共講座、プチ盆栽作りの講座を開いている。春に毎年教室の作品展を開催しています。
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- 社団法人 日本家庭園芸普及協会認定「グリーンアドバイザー」
第20回 青樹展 「日本盆栽青樹展運営委員長賞」
構想
植物のたくましさやしなやかさを表現したいと思い、根連なりの檜の盆栽をふたつに分けて作成しました。
家族のように根をつなげていた5本の木が、ある時に大きなトラブルで別れ別れになったのだが、大地が割れ、根がむき出しになってしまっても、自然の大きな力のなかで、いずれその空間に光があたり、新しい命が芽生える。
離れても、お互いに見守りあう元家族の姿になぞらえてみました。
器はその構想にあわせて、ふたつが合わさるときれいな楕円をしているようにデザインしました。数か月かけて、作家さんにオリジナルで作っていただいた大きなものです。
作品は、中の空間をあけると、横幅800mmあり、なかなか一人では運べないくらいです。